老いも若きも出かけたくなる春の日

バス停での会話

ポカポカと日差しが温かく 桜便りに誘われて

出かけたくなる そんな日の昼下がり

バスを待っているときの事  後ろから話し声が

 

おばあさんが言います

 私は後ろに並んでるけど 疲れたから前のベンチに座らせて

周囲の人たち

 どうぞどうぞ

おばあさんが言います

 私は90なの すぐ疲れるの 

周囲の人たち 口をそろえて

 お若いわ お元気ね 肌つやもいいし  おばあさんご満悦

おばあさんが言います

 家の者がみんな出かけたから こっそりでてきたの

 あの店でこれを買って あそこの○○がおいしくて・・・

と話はつづくよどこまでも です

バスが来て おばあさん ちゃっかり先に乗っていますが

90のお姉さまには 皆 どうぞどうぞ状態です

私が降りるとき おばあさんは寝ていました 爆睡です かなりお疲れのようで

コロナも有るのでここしばらくは おでかけはひかえめに 

こっそり出かけて ご家族に心配かけないで下さいね と思ってしまいました

 

我が家にも94になるご先祖様がいます 

遠くへは行かないように言ってるのですが 出かけてしまいます

元気なおばあさん それはそれで心配なものなのです

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